
TSMCアリゾナが初年度で5億ドル黒字、JASMも初の四半期黒字——海外拠点はもう「保険」ではない
TSMCのアリゾナFab 1が2025年通年でNT$16.14億(約5.14億ドル)の黒字を計上し、2026年Q1単独でその通年実績をすでに上回った。同四半期、熊本のJASMも量産開始後初の四半期黒字に転じた。アリゾナFab 2は2nmへと...
2026年5月26日

三井不動産が熊本・合志に31haの産業用地を造成——TSMC 3nmを支える「クラスター」が動き出した
三井不動産が熊本県合志市の竹迫地区で約31haの産業用地「熊本サイエンスパーク(仮称)」の造成に着手した。2026年5月の着工は、TSMCの工場一棟が増えるという話ではない。最先端ロジック半導体を量産するために必要な「面」——装置・材料・物...
2026年5月22日

TSMC熊本第2工場、3nm導入が確定——「成熟プロセスの拠点」だった熊本が最先端の前線に変わる
「TSMC熊本第2工場、3nmプロセスを導入」——この一行を、第1工場の延長線上にある増設ニュースとして読むと、本質を見落とす。第1工場が担うのは28/22nm・16/12nmという成熟プロセスだった。第2工場に3nmが入るということは、熊...
2026年5月20日

JASM熊本第1工場、量産2年で初の黒字——Q1 2026純利益4.78億円が示す3つのシグナル
「JASM、量産開始から約2年で初の黒字」——2026年5月の台湾各紙の見出しはこの一行だった。だが、第1四半期に約4.78億円の純利益という数字を額面通りに受け取ると、この発表の本当の意味を見落とす。これは単なる業績反転ではなく、熊本第2...
2026年5月18日

ソニー×TSMC、次世代イメージセンサー合弁へ──熊本・合志に開発・量産ライン、その本当の狙い
「ソニーとTSMC、次世代イメージセンサーの合弁会社設立で基本合意」——2026年5月8日のリリースはこの一行で語られた。だが、ソニーが過半を握る「コントロール株主」になる構図と、量産拠点が熊本県合志市である事実を重ねると、これは単なる協業...
2026年5月11日

東京ビッグサイトで出会った台湾 — 熊本・台湾・韓国を結ぶ東アジア半導体ブリッジへの確信
東京ビッグサイトの会場を歩き終えて、確信に近い感覚がひとつ残った。「熊本・台湾・韓国を結ぶ東アジア半導体ブリッジは、もう抽象的な構想ではない」——SusHi Tech Tokyo 2026の現場で、私たちはその胎動を肌で感じた。 東京ビッグ...
2026年4月27日

TSMC Q1 2026決算、売上$35.9B・純益+58% — HPC比率61%と通期+30%上方修正が告げる「AI単一需要」構造への不可逆な転換
「TSMC Q1 2026、売上$35.9B、純益+58% YoY、通期ガイダンスを+30%へ上方修正」——2026年4月16日の決算速報は、数字だけ見れば「AIブームで好決算」の一行に収まる。だが、この発表を額面通りに受け取ると、3つの構...
2026年4月17日

TSMC アリゾナ「12ファブ」— 熊本とフェニックス、二つの都市が描く脱・台湾の設計図
4月2日、Digitimesが報じた数字は、業界のスケール感覚を一変させた。TSMCがアリゾナに 12のファブ、4つの先端パッケージング施設、少なくとも1つのR&Dセンター を建設する方向で検討しているという。わずか1年前、「6ファブ」が計...
2026年4月6日

TSMC熊本Fab 2「3nm承認」— "成熟ノード工場"が一夜にして最先端拠点に変わった理由
2024年2月、JASM第1工場が稼働を開始したとき、業界の評価は明確だった。「6〜12nmの成熟プロセス。最先端とは程遠い工場」。それから2年。2026年4月1日、台湾政府がTSMC熊本Fab 2に3nmプロセスの配置を正式に承認した。月...
2026年4月3日

SUMCO佐賀、TEL合志、72件6兆円 — 熊本の「工場誘致」が「生態系形成」に変わった瞬間
先週、3つの「無関係な」ニュースが流れた。SUMCOが佐賀・伊万里工場のシリコンウェーハ増産投資を検討中。東京エレクトロンが合志市の事業所拡張工事を完了。そして九州全体の半導体関連設備投資が72件・6兆円に到達したこと。別々に読めば、それぞ...
2026年3月21日

「産業技術力強化法」改正案が閣議決定された — この一行の裏を読む
「産業技術力強化法の一部を改正する法律案」、3月13日閣議決定——。官報に載ったこの一行を、そのまま読み流した人が大半だろう。だが、この法案の本当の意味は「R&D支援の強化」ではない。日本が半導体とAIに対して、後戻りできない法的コ...
2026年3月17日

世界半導体売上46.1%成長 —— それなのに日本だけマイナスという逆説
3月6日、米国半導体工業会(SIA)が発表した数字が業界を驚かせた。2026年1月の世界半導体月間売上825億ドル。前年同月比46.1%成長。史上最高記録だ。 年間1兆ドル達成が既定路線となる中、同じデータの中で一つの数字が目に留まる。日本...
2026年3月11日

熊本が「人」を準備し始めた —— 半導体人材4万人不足時代の現場
工場は建てられる。装置は買える。しかし人は一朝一夕には育たない。 熊本半導体クラスターが急速に拡大する中、今この地域で最も熾烈な競争は、ウェーハの生産量ではなく人材の確保だ。JASM 3,400人、ソニー合志市新工場、東京エレクトロンR&D...
2026年3月9日

ソニー合志市9,000億円 —「スマホの目」から「クルマの目」へ
ソニー半導体事業の重心が動いている。 熊本県合志市で建設中のイメージセンサー新工場が2026年3月、建屋完成を目前に控えている。3年間の設備投資額は約9,000億円。ソニーセミコンダクタソリューションズ史上最大規模の単一投資だ。 この数字だ...
2026年3月7日

JASM熊本第2工場、3nm確定 —「バックアップ」から「戦略拠点」へ
2026年2月、TSMCは熊本JASM第2工場の製造プロセスを、当初計画の6/7nmから3nmへ大幅に格上げすると発表した。総投資額170億ドル(約2.6兆円)。日本国内初の3nm生産拠点が誕生する瞬間だ。 この決定を単なる「工場アップグレ...
2026年3月5日

工場が「自分で考える」時代 —— Agentic AI、世界41%の加速と日本32.9%の現実
2月最終週、無関係に見える3つの数字が同時に浮上した。「41%」「2030年」「32.9%」。この数字をつなぐと、製造業AIの「次の章」が見える——そこには、Agentic AIという新たなキーワードがある。 前回の記事では、フィジカルAI...
2026年3月5日

TSMCが「限界」を告げた —— 容量飽和の裏で、熊本ファブの意味が変わり始めている
TSMCが主要顧客に最先端ノードの容量制限を通告した——この一報を、単なる「需給逼迫」と読むと、3つのシグナルを見落とす。38%成長でも供給が追いつかない構造変化。「作れない」のではなく「選別」が始まった事実。そして、熊本3nmファブが「バ...
2026年3月4日

TSMC熊本第2工場、3ナノ生産へ転換 — AI需要急増が変えた日本半導体戦略
AI時代の転換点 — 熊本が世界の3ナノ生産拠点に 2026年2月5日、TSMCの魏哲家(C.C. Wei)CEOが高市早苗首相を訪問し、熊本第2工場(JASM Fab 2)の製造プロセスを当初計画の6ナノから 3ナノへ転換 すると発表した...
2026年2月9日

熊本半導体クラスター2026:製造業が知るべき5つの変化と対応策
核心ポイント 熊本県が日本最大の半導体製造拠点として急成長する中、地域の製造業は大きな転換点を迎えている。 TSMC子会社JASMの進出により、品質基準、人材要件、デジタル化レベルのすべてにおいて、従来とは異なる水準が求められるようになった...
2026年2月1日