
ウェハーの履歴は誰が持つのか|SEMI E90とE142で分けるトレーサビリティ要求
納品先から「ウェハー単位で履歴を出してほしい」と言われたとき、最初に決めるのは対応規格の名前ではありません。その履歴を誰が持つのか、です。SEMI E90の案内ページは、基板の情報を管理するのは工場システムで、装置はそのためのサービス...
Oct 13, 2026

SECS/GEMを実際に流してみた|secsgem 0.3.0の装置役とホストで追う接続手順と詰まる地点
HSMSの接続が成立しても、装置が返事をするとは限りません。公開ライブラリsecsgem 0.3.0で装置役とホスト役を立て、接続から最初のイベント報告までのメッセージを実際に流しました。接続は「回線がつながる」「会話が始まる」「報告...
Oct 9, 2026

省力化投資補助金(一般型)採択一覧7,684行を数えた|計画名に「レトロフィット」「後付け」は0件
「レトロフィット」0件。「後付け」0件。「MES」0件。省力化投資補助金(一般型)の採択決定事業者一覧、第1回から第6回までの7,684行を数えた結果です。数えたのは、「事業計画名」にその語が入っている行の件数。この0件を「既存設備を...
Oct 5, 2026

省力化投資補助金(一般型)第8回|「装置を替えない自動化」は公募要領でどこまで対象か
「今の装置はそのままで、センサーと仕組みを足して自動化する。それなら省力化投資補助金が使える」。つまずくのは「装置はそのまま」の部分ではありません。「足す」作業のどこまでが補助に載るか、です。第8回(一般型)の公募要領を通読すると、補...
Sep 17, 2026

EDA(Interface A)はSOAP版とProtocol Buffers版|発注仕様書に書く一行
装置のデータを細かく取りたくなったとき、SECS/GEMの回線に収集を積み増すのは筋が違う。PEER Groupのフチガミ(Albert Fuchigami)氏は講演資料で、SECS/GEMを「制御の回線」と呼び、データ収集で過負荷に...
Sep 15, 2026

SEMI E187、台湾で認証マーク公開|パッチを当てられない既存装置はどう扱うか
SEMI E187の認証マークが公開された、と台湾のIT専門メディアiThomeが報じました。これで古い装置が使えなくなる、と受け取るのは早い。E187が対象にするのは、WindowsかLinuxを載せた製造装置の計算機で、PLCやS...
Sep 11, 2026

設備総合効率(OEE)は装置産業では別物になる|JIPMが公式にそう書いている
JIPMは、自ら公開しているOEEの計算式に但し書きを一行添えています。装置産業では三つの要素の定義が異なる、と。指標を作った側が、自分の式には適用範囲があると書いた。半導体側の物差しはSEMI E10とE79という別々の有料規格に分...
Sep 10, 2026

JASM「国内調達60%」は何の60%か|間接材・第1工場限定という一次資料の但し書き
JASMの「国内調達60%」という数字は、あちこちで引用されています。出どころのスライドを開くと、グラフの題名は「JASMにおける間接材の現地調達比率」で、右肩に「*1第1工場の目標数値」という但し書きが付いている。60%が測っている...
Sep 8, 2026

SECS/GEM非対応の装置は三列に分けてMESに繋ぐ|HSMS対応・SECS-Iのみ・通信なし
「SECS/GEM非対応の装置」は、一括りにできる状態ではありません。ラインを見渡すと、Ethernetで繋がるHSMS対応の装置、シリアル通信しか持たないSECS-Iのみの装置、通信の口そのものがない装置が混在している。装置を替えず...
Sep 2, 2026

予知保全は何から始めるのか — AIを入れてもダウンタイムが減らない現場のために
予知保全は、AIを買うことではありません。北米(米国・カナダ)の保全・運用リーダー2,234人を対象としたMaintainXの2026年版調査では、回答チームの58%がすでに業務にAIを使っています。それでも同じ調査で、直近1年の計画...
Aug 27, 2026

RISC-Vとは何か —「第三の選択肢」が半導体の地図を塗り替える【入門編】
x86はIntel、ARMはSoftBank傘下のArm。半導体の「頭脳の設計図」は、数十年間この二社が支配してきた。そこに第三の選択肢が現れた。名前はRISC-V(リスク・ファイブ)。オープンソースで、ライセンス費用はゼロ。このシリ...
Mar 24, 2026

「フィジカルAI」とは何か — AIが「体を持った」時代、工場で何が変わるのか
「フィジカルAI」——今年1月、高市首相がこの言葉を口にした瞬間、検索数が跳ね上がった。だが「うちの工場に関係あるの?」と聞かれて即答できた人は、どれだけいただろうか。 結論から言えば、これは「AIがチャットをやめて、体を動かし始めた...
Mar 16, 2026

製造AIが「月2万円」になった —— 中小工場が動き出せる時代の入口
「AIを入れたい。でも、何千万円もかかるんでしょう?」 製造業の現場で、この言葉を何度聞いたかわからない。設備投資だけで数千万円、コンサルに数百万円、運用にまた人件費——。中小の製造現場にとって、AIは「大企業の話」だった。 だが、2...
Mar 13, 2026

RISC-V「25%」の衝撃 —— x86・ARM二強時代は、静かに終わった
2026年1月、半導体業界に一つの数字が刻まれた。RISC-Vのグローバルプロセッサ市場シェア—— 25% 。 かつてカリフォルニア大学バークレー校の研究室から生まれた「もう一つのCPUアーキテクチャ」が、x86(Intel/AMD)...
Feb 26, 2026

工場にOSが来る——Siemens×NVIDIAが示す「産業AIオペレーティングシステム」の衝撃
「工場にAIを導入しました」——この言葉を、この1年で何度耳にしただろうか。 外観検査にAIを入れた。チャットボットで在庫を問い合わせられるようにした。予知保全モデルを試験導入した。いずれも間違いなく前進だ。しかし、冷静に数字を見てみ...
Feb 13, 2026

製造業AI、「パイロット煉獄」からエージェンティックAIによる収益化へ
「エージェンティックAI」という言葉が、工場の歩留まりを改善したことはまだない 「エージェンティックAI」——2026年、製造業で最も語られるキーワードだ。自律的に判断し、行動するAI。設備の異常を検知し、保全指示を出し、サプライチェ...
Feb 10, 2026

エージェントAI(Agentic AI)とは?製造業の現場を変える自律型AIの全貌
エージェントAI — 自ら判断し行動する自律型AI エージェントAI(Agentic AI)は、従来のAIが「提案する」存在だったのに対し、自ら判断し行動する自律型AIである。製造業では予知保全・品質管理・生産最適化の分野で導入が加速...
Feb 7, 2026