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techandchips
The official account of techandchips, a service of MenuMenu Co., Ltd. — factory automation built on the systems Kumamoto manufacturers already run. Industry news, explainers, case studies.
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予知保全は何から始めるのか — AIを入れてもダウンタイムが減らない現場のために
予知保全は、AIを買うことではありません。北米(米国・カナダ)の保全・運用リーダー2,234人を対象としたMaintainXの2026年版調査では、回答チームの58%がすでに業務にAIを使っています。それでも同じ調査で、直近1年の計画...
Aug 27, 2026

Diamond Rapidsは18A-Pで最大256コア — インテルが示したエージェンティックAIの三層
「インテルがHot Chips 2026で、エージェンティックAI向けの三つのアーキテクチャを発表」——この一行を新製品三件のニュースとして流すと、一番情報量の多い部分が落ちます。クラウドにDiamond Rapids、推論にCres...
Aug 25, 2026

SK hynixのCPO論文がNature Electronicsに — AI競争の軸はチップからシステムへ
「半導体メーカーの技術ロードマップが、Nature Electronicsに掲載された」——この一行を学術ニュースとして読み流すと、一番情報量の多い部分を落とします。掲載誌そのものより情報量が多いのは、責任著者の肩書きのほうです。SK...
Aug 24, 2026

Cerebras CS-4、コアもSRAMもWSE-3と同じ — 新シリコンなき「3枚重ね」の速度設計
「GPU比最大30倍」——Cerebrasが2026年8月18日に発表したCS-4の見出しは、そう読めます。ところが発表文の「A New Processor」節に並ぶ数字は、ウェハ1枚あたりコア90万、オンウェハSRAM 44GB、シ...
Aug 20, 2026

Samsung zHBM、HBMをXPUの「横」ではなく「上」に積む — 三つの「10倍」を切り分ける
「HBMをAIアクセラレータの真上に積む」——SamsungがFMS 2026で公開したzHBMは、製品ではなくコンセプトモデルです。この発表で読むべきは性能倍率ではありません。HBMをプロセッサの横に並べるという前提そのものが、設計...
Aug 18, 2026

TSMC 7月売上高が前年同月比44.7%増 — 好調の裏の「DRAM待ち」報道と、その反論
売上高が44.7%増えた月に、同じ会社のウェーハが後工程で止まっているという。この二つは、並べても矛盾しません。どちらが本当かを判定できる材料が、そもそも開示に入っていないからです。 「Apple A20 Proの完成ウェーハ約10億...
Aug 17, 2026

NVIDIA、金融6社と5,000億ドル超のAIコンピュート融資基盤で基本合意 — GPUは担保になり得るか
「NVIDIAが5,000億ドルを調達」——見出しだけを追うと、この発表の輪郭を取り違えます。動くのはNVIDIAの金でも単年度の金でもない。Apollo、BlackRock、Blackstone、Brookfield、Goldman...
Aug 14, 2026

NVIDIA 800VDC、AIファクトリーの律速は電力へ — 「ボルト」から設計し直す理由
「AIファクトリーの律速はGPUの供給」——この通説が、今崩れつつあります。NVIDIAが2026年8月11日のブログで示したのは、電力の「量」ではなく「送り方」、配電アーキテクチャそのものを800VDC(直流800ボルト)に設計し直...
Aug 13, 2026

ソニー×TSMC、熊本合志市にイメージセンサーJV確定契約 — 2029年量産、支配株主はソニー単独
発表資料に出資比率は書かれていません。ソニーセミコンダクタソリューションズとTSMCは2026年8月11日、熊本県合志市を拠点とする合弁会社「Advanced Vision Semiconductor Manufacturing株式会...
Aug 12, 2026

SK hynix、約54兆ウォンで新規ファブ2棟——最初のクリーンルームが開くのは2028年12月と2029年6月
「SK hynix、約54兆ウォンで新規ファブ2棟」——この見出しをメモリ需給の緩和シグナルとして読むと、日付を読み違えます。2026年8月7日の取締役会が承認したのは建屋2棟であって、来期の供給ではない。最初のクリーンルームが開く予...
Aug 10, 2026

「サムスン営業利益89.5兆ウォン」の内訳 — 89.2兆はDS部門、MX・ネットワークは0.7兆の赤字
「四半期営業利益89.5兆ウォン、過去最高」——この見出しだけを持ち帰ると、決算資料で一番厄介な行を読み落とします。全社89.5兆ウォンに対し、DS(半導体)部門単独で89.2兆ウォン。同じ資料の中で、MX・ネットワーク部門は0.7兆...
Jul 31, 2026

三井不動産と熊本県の新法人、狙いは前工程ではなく「実装・パッケージ」
三井不動産と熊本県が7月27日に共同設立した一般社団法人KSCM。このリリースを立地や敷地面積の話として読むと、肝心な一行を落とします。同法人が設置する「フィジカルAI・半導体基盤センター(PASTEC)」の研究テーマとして原文に置か...
Jul 30, 2026

令和8年熊本地震——止まった工場と、止めると決めた工場
7月28日16時27分に発生した「令和8年熊本地震」で震度7を観測したのは、宇城市と氷川町でした。JASM(TSMC熊本第1工場)が立地する菊陽町の記録は震度5強です。半導体クラスターの各社を分けたのは揺れの大きさではなく、「止める判...
Jul 29, 2026

インテル決算、ファウンドリの赤字は縮んだ——ただし顧客が来たからではない
インテルの2026年第2四半期、ファウンドリセグメントの営業赤字は前年同期の31.68億ドルから20.89億ドルへ縮みました。黒字転換ではありません。この改善を「外部顧客がついた」と読むと、決算書を一段読み違えます。 KEY POIN...
Jul 27, 2026

GPUを売りながら、買い手の株を買う——AMDとAnthropicの2ギガワット契約
AMDがAnthropicに最大2ギガワット分のInstinct GPUを供給する。ここまでなら大型受注のニュースだ。だが同じ発表文には、AMDがAnthropicへ最大50億ドルの戦略的出資を将来行うとも書かれている。売る側が、買う...
Jul 24, 2026

High NA EUV業界初の量産出荷——インテルが選んだのは「全面移行」ではなかった
「High NA EUVによる量産ロジック製品の出荷、業界初」。ASMLの発表をそのまま読めば、露光装置の世代交代が始まったように見える。だが発表文は限定を二重に掛けている。対象はIntel Core Ultra Series 3の一...
Jul 23, 2026

TSMC決算、売上に初めて「2nm 3%」——粗利67.7%が語る次の局面
「粗利率67.7%」——TSMCの第2四半期決算を、この数字だけで「絶好調」と読むと、本当のニュースを取り逃す。売上構成に初めて「2nm 3%」という一行が加わった。この3%こそが、67.7%という高粗利の賞味期限を告げている。 表面...
Jul 21, 2026

エヌビディア、日本にAI・ロボティクス生態系を一斉展開——狙いはGPU販売ではない
エヌビディアが日本で発表したのは、単発のGPU導入ではない。国立研究所のスーパーコンピュータ、創薬コンソーシアム、鉄道インフラ、病院ロボットまで——研究から製造現場までを一本の技術スタックでつなぐ「生態系」の一斉展開だ。日本を単なる販...
Jul 16, 2026

ASML決算、Q2の93億ユーロから来期120億への飛躍が示すもの
「ASML、第2四半期の売上高93億ユーロ」——決算のヘッドラインはこの一行で足りる。ところが同じ発表資料は、来期の売上を110〜120億ユーロと見込んでいた。90億台前半から一段跳ね上がる数字だ。この飛躍を「AI需要」の一言で片づけ...
Jul 15, 2026

エヌビディア「Kyber」ラック、2028年へ後ずれか——SemiAnalysisが指す律速段階は78層のプリント基板
エヌビディアの次世代ラック「Kyber」が2028年へずれ込む——SemiAnalysisがそう報じ、エヌビディアは否定した。報道が正しければ、詰まったのはGPUでもHBMでもない。1つのラックの中で144個のパッケージを結ぶ78層の...
Jul 14, 2026

ラピダスの「TSMC以下」宣言とTSMCの全先端ノード値上げ——価格を決める権力はどこから来るのか
ラピダスが2nmウェーハを300万〜350万円で出すと言い、TSMCは同じ時期に先端ノード全体の値上げを顧客に通告した。片方が下げ、片方が上げる。この非対称を価格表の優劣として読むと、見誤る。問うべきは、それぞれの値札が「どこから来て...
Jul 13, 2026

サムスン2nm「ソブリンAI」宣言の裏で起きていること
「サムスンの2nm、ソブリンAIへ」——SAFE Forum 2026の見出しはこう流れた。だが、これは新しい標語の話ではない。四年間赤字を垂れ流したファウンドリ事業が、微細化競争そのものから降りて、勝てる土俵に移ろうとしている——そ...
Jul 2, 2026

マイクロン粗利率81%突破——AIメモリが「在庫」から「権力」に変わった日
マイクロンが四半期粗利率81%を初めて超えた。メモリという「最も価格が崩れやすい部品」で、である。この数字を「好決算」として読むと本質を取り逃す。起きているのは業績の話ではなく、メモリの売り手と買い手の力関係そのものが入れ替わったとい...
Jun 30, 2026

TSMC全先端ノードの値上げ——「安いトランジスタ」が終わる日
TSMCが7nm以下の全先端プロセスを5〜10%値上げする——報じられたのはこの一行だ。だが、これは一社の価格改定ではない。半世紀続いた「トランジスタは毎年安くなる」という前提が、ここで折れた。 表面と深層 表面(報道内容) 深層(隠...
Jun 29, 2026

アップルがインテル・ファウンドリの初顧客に——18A-P発注がASMLに波及する連鎖
トランプ大統領のアップル・インテル提携発言、VLSIシンポジウムでの18A-Pリスク生産開始、そしてASMLへの最大46億ユーロ発注観測——別々に報じられた三つのニュースが一点で交わる。インテル・ファウンドリが、創設以来はじめて「本物...
Jun 26, 2026

LPDDR6で分かれた二つの設計思想 — Samsungの「電力」とSK hynixの「速度」
同じLPDDR6規格を実装したはずのSamsungとSK hynixが、ISSCC 2026で正反対の答えを出した。SK hynixは14.4Gbpsの最高速を取りに行き、Samsungは12.8Gbpsで電力を削りにいった。別々の技...
Jun 23, 2026

Intel 18A-Pがリスク量産入り——「二度目の挑戦」を読み解く
Intelが18A-Pのリスク量産を開始した——VLSI 2026での発表をそのまま読めば「性能9%向上、電力18%削減の改良版プロセス」で終わる。だが、この一行の裏には、Intelが過去に一度失った「ファウンドリの信用」を取り戻すた...
Jun 22, 2026

SK Hynix HBM4E × Samsung × Micron——3社が同時に動いた「12段」の意味
SK HynixのHBM4Eサンプル出荷、Samsungの先行出荷、Micronのロードマップ前倒し——この3つを並べると見えてくるのは、HBMの主導権争いが「世代」から「半世代」の刻みに変わったという事実だ。次のAIアクセラレータの...
Jun 19, 2026

ASML・TSMC・imec、2D材料トランジスタを300mmで実証——「シリコン後」の最初の足音
imec・ASML・TSMCが、原子1層分の薄さしかない2D材料のトランジスタを、量産と同じ300mmウェーハ上で94%の歩留まりで動かしてみせた。VLSIシンポジウムで発表されたこの一報は「また新材料の論文か」と読み流されがちだ。だ...
Jun 18, 2026

マスクの「TeraFab」を読み解く——本当の主役はASMLのEUVだ
「単一の工場で米国のチップ生産を倍にする」——イーロン・マスクのTeraFab構想は、額面通り読めばただの誇大表現に見える。だが、ASMLのフーケCEOが「彼は本気だ」と公の場で認めた瞬間、この話は別の意味を帯びた。注目すべきはマスク...
Jun 16, 2026

GoogleがTPU 300万個をIntelに発注 — 「TSMC一強」に走った最初の亀裂を読み解く
GoogleがIntelに2028年までにTPUを300万個超発注した、とTrendForceが報じた。NVIDIAも次世代マルチダイGPUに18Aの評価を始めている。この一行が示すのは新工場のニュースではない。AIチップの巨人たちが...
Jun 12, 2026

RISC-V、データセンターCPUへ進撃 — Akeana・Samsung連合が突きつける「ARM一強」の終わりの始まり
「RISC-Vは組み込みや家電の中だけの話だ」——半導体業界の現場で、ここ数年ずっと囁かれてきた通説だ。だが工場長に「うちの装置のCPUにも関係ある?」と聞かれて、いま即答できる人は少ない。結論から言う。RISC-Vはマイコンの世界を...
Jun 11, 2026

TSMC「AIチップ不足は数年続く」——株主総会が露わにしたボトルネックの正体
「AI向けの半導体供給は今後数年、需要に追いつかない」——6月4日の株主総会でTSMCのトップが口にしたこの一言は、単なる景気のいい強気発言ではない。供給制約の正体が、もはや最先端ロジックの製造能力だけにとどまらず、メモリ・パッケージ...
Jun 8, 2026

TSMC 2nm、いよいよ量産入り——「ナノシート」で工場は何が変わるのか
「2nm」——スマホとAIが同じ最先端チップを取り合う時代が、ここから始まる。TSMCのN2は2025年末に量産へ入り、2026年に立ち上げを加速させている。だが押さえるべきは「2nm」という数字ではない。トランジスタの作り方が、20...
Jun 5, 2026

エヌビディアがPCチップ市場に参入——「RTX Spark」発表の裏で、Arm・TSMC・MediaTekに賭けた本当の理由
「エヌビディア、PCチップ市場に参入」——Computex 2026のこの一行で、インテルは6%、AMDは5%下げた。だが本当の標的は、株価で揺れた両社ですらない。エヌビディアが狙っているのは、AIの計算をどこで走らせるかという「主戦...
Jun 4, 2026

NVIDIAがTSMCの製造現場に入り込んだ——「チップを売る会社」が工場の運転に踏み込んだ理由
「NVIDIAとTSMC、AIを工場へ持ち込む」——COMPUTEX 2026前夜の発表は、見出しだけ読めば両社のいつもの蜜月に見える。だが裏で起きているのは別の話だ。GPUを売る会社が、TSMCの製造ラインそのものに自社ソフトを差し...
Jun 3, 2026

熊本の地下水保全条例強化——TSMC第2工場が突きつける「水のサステナビリティ」
熊本県・菊陽町が地下水保全条例を強化し、大口採取者に「汲み上げた量と同等の涵養(かんよう)」を義務づける方向で動いている。この一手を「環境配慮の美談」として読むと、本質を見誤る。これはTSMC第2工場の稼働を前にした、地域経済を支える...
Jun 2, 2026

Samsung 2nm SF2Pが歩留まり70%突破、Tesla AI6を独占受注——「TSMC一強」の前提が崩れた瞬間
Samsungの2nm「SF2P」が歩留まり70%に到達した——この一行を「ようやくTSMCに追いついた」と読むと、本質を取り違える。70%が動かしたのは技術の順位ではない。Teslaの16.5億ドルを動かし、最先端ノードの「一社購買...
Jun 1, 2026

Sony・TSMC、熊本・合志に画像センサー合弁——「ファウンドリの街」が「センサーの街」へ書き換わる
「Sony、画像センサー製造をTSMCと合弁化」——5月8日のニュースを「製造委託の話」と読むと、本筋を取り違える。Sonyが過半・支配権を握る合弁である以上、これは製造をTSMCに渡す話ではない。世界シェア5割のセンサー設計者が、初...
May 29, 2026

NVIDIA、台湾に年1500億ドル——「AI時代の本拠地」が再定義された日
「Taiwan is booming」——ジェンスン・ファンが5月27日の台北で放った一言の裏で、NVIDIAは台湾への年間投資額を5年前の10倍に引き上げていた。額面は「AI拠点拡張」だが、実態は本社移転に近い構造変化だ。米国カリフ...
May 28, 2026

Samsungが世界初のHBM4量産出荷——NVIDIAとGoogleに同時供給、「サムスンが戻ってきた」の本当の意味
Samsungが2026年5月22日、世界で初めてHBM4の商用量産出荷を発表した。供給先はNVIDIAとGoogle——2社同時だ。3年間SK Hynixの背中を見てきたメモリ巨人が、次世代AIメモリで先に踏み込んだ。ただし「サムス...
May 27, 2026

TSMCアリゾナが初年度で5億ドル黒字、JASMも初の四半期黒字——海外拠点はもう「保険」ではない
TSMCのアリゾナFab 1が2025年通年でNT$16.14億(約5.14億ドル)の黒字を計上し、2026年Q1単独でその通年実績をすでに上回った。同四半期、熊本のJASMも量産開始後初の四半期黒字に転じた。アリゾナFab 2は2n...
May 26, 2026

AppleがIntelに一部チップ製造を委託——TSMC独占時代に走った最初の亀裂
AppleとIntelが、Apple向けチップの一部をIntelファウンドリで製造する暫定合意に達した。これを「Intel復活」のニュースとして読むと、本質を取り違える。Appleが10年以上守り続けてきた『最先端はTSMC一択』とい...
May 25, 2026

三井不動産が熊本・合志に31haの産業用地を造成——TSMC 3nmを支える「クラスター」が動き出した
三井不動産が熊本県合志市の竹迫地区で約31haの産業用地「熊本サイエンスパーク(仮称)」の造成に着手した。2026年5月の着工は、TSMCの工場一棟が増えるという話ではない。最先端ロジック半導体を量産するために必要な「面」——装置・材...
May 22, 2026

半導体市場2030年1.5兆ドル、その55%がAI・HPC——「全方位の好況」ではない数字を読み解く
TSMCのC.C.魏会長は、半導体市場が2030年に1.5兆ドル規模へ達すると予測した。だが、この数字を「業界全体が1.5倍に伸びる」と読むと、判断を誤る。同じ予測の内訳を開くと、成長のおよそ55%がAIとHPC(高性能コンピューティ...
May 21, 2026

TSMC熊本第2工場、3nm導入が確定——「成熟プロセスの拠点」だった熊本が最先端の前線に変わる
「TSMC熊本第2工場、3nmプロセスを導入」——この一行を、第1工場の延長線上にある増設ニュースとして読むと、本質を見落とす。第1工場が担うのは28/22nm・16/12nmという成熟プロセスだった。第2工場に3nmが入るということ...
May 20, 2026

マイクロン広島HBM工場、5月着工——1.5兆円投資と政府補助金5,000億円が描く「第3のHBM拠点」地図
「マイクロン、広島に新HBM工場を建設、2026年5月着工」——速報の見出しはこれだけだった。だが、この一行を額面で読むと、総投資額1.5兆円、日本政府補助金最大5,000億円、そして日本初のEUV量産適用という三つのシグナルを見落と...
May 19, 2026

JASM熊本第1工場、量産2年で初の黒字——Q1 2026純利益4.78億円が示す3つのシグナル
「JASM、量産開始から約2年で初の黒字」——2026年5月の台湾各紙の見出しはこの一行だった。だが、第1四半期に約4.78億円の純利益という数字を額面通りに受け取ると、この発表の本当の意味を見落とす。これは単なる業績反転ではなく、熊...
May 18, 2026

Foxconn営業利益+63%、AIサーバーが売上の50%——iPhone組立会社がNVIDIA組立会社へ変わる供給網再編
Foxconn 2026年第1四半期、営業利益が前年同期比+63%、AIサーバーが売上の50%を占めるという数字が出た。同時期にNVIDIAはBlackwell(GB200/GB300)の出荷を本格化し、TSMCのCoWoS先進パッケ...
May 15, 2026

ローム、第5世代SiC MOSFET発表と1,584億円赤字が同時に告げる日本パワー半導体「再編の臨界点」
「第5世代SiC MOSFET発表」と「12年ぶりの最終赤字1,584億円」——同じ4月に流れたローム発の2つのニュースを別物として読むと、本質を見誤る。技術は世界トップ級に進化し続けているのに、収益は崩れ、デンソーからの出資打診は断...
May 14, 2026

RISC-V、x86とArmに次ぐ「第3の柱」へ──QualcommのVentana買収・AlibabaのC950・CanonicalのRVA23対応が同時に告げるサーバーCPUの地殻変動
QualcommによるVentana Microsystemsの買収、AlibabaのRISC-Vサーバーチップ「C950」の投入、そしてCanonicalによるUbuntuの「RVA23」プロファイル正式対応——個別に見れば、それぞ...
May 13, 2026

TSMC、A13でも「約4億ドルの装置」を見送る──ハイNA EUV延期と、ASMLの静かな路線変更を読み解く
「TSMC、A13世代でもハイNA EUVは使わない」──2026年4月のテクノロジーシンポジウムでの一言は、それだけ見れば技術選択の話に過ぎない。だが、1台およそ4億ドルという装置の導入を1.3nm級ノードまで先送りするこの判断の裏...
May 12, 2026

ソニー×TSMC、次世代イメージセンサー合弁へ──熊本・合志に開発・量産ライン、その本当の狙い
「ソニーとTSMC、次世代イメージセンサーの合弁会社設立で基本合意」——2026年5月8日のリリースはこの一行で語られた。だが、ソニーが過半を握る「コントロール株主」になる構図と、量産拠点が熊本県合志市である事実を重ねると、これは単な...
May 11, 2026

Apple、TSMC一強体制の見直しに着手──Intel 18A・Samsung SF2Pを「次の選択肢」として再評価する内部議論の意味
「Apple Silicon = TSMC独占」──過去5年、業界の常識はこの一行に収まっていた。だが2026年5月、AppleInsiderとBloombergが続けて報じたのは、Apple内部でIntel 18AとSamsung ...
May 8, 2026

Samsung SF2P 70%歩留まり到達 × Taylor工場93%完成──「Samsung不振」という通説が崩れる瞬間
「Samsung Foundryは2nm世代でも遅れている」──ここ数年、業界の通説はそうだった。だが2026年4月のデータは、その前提を静かに崩しつつある。SF2P(2nm GAA)の歩留まりが70%に到達し、テキサス・Taylor...
Apr 30, 2026

NVIDIA・AMDの中国向け輸出ライセンスが詰まる本当の理由──BIS人員2割流出が招いた行政ボトルネック
「米中輸出規制の強化でNVIDIA H20とAMD MIシリーズの中国向け出荷が滞っている」──そう報じられているが、額面通りに受け取ると見逃すものがある。本当のボトルネックは「政策の厳格化」ではなく、ライセンスを審査する米商務省産業...
Apr 29, 2026

TI Q1 2026決算+19%、データセンター+90%──アナログまでAIに引き寄せられた四半期
テキサス・インスツルメンツ(TI)の2026年第1四半期決算は、アナログ半導体までもがAI需要に引き寄せられた事実をはっきり示した。 売上は前年同期比+19%、なかでもデータセンター向けは+90%という異例の伸びを記録。自動車・産業の...
Apr 28, 2026

東京ビッグサイトで出会った台湾 — 熊本・台湾・韓国を結ぶ東アジア半導体ブリッジへの確信
東京ビッグサイトの会場を歩き終えて、確信に近い感覚がひとつ残った。「熊本・台湾・韓国を結ぶ東アジア半導体ブリッジは、もう抽象的な構想ではない」——SusHi Tech Tokyo 2026の現場で、私たちはその胎動を肌で感じた。 東京...
Apr 27, 2026

キオクシアBiCS10、332層NANDの量産を2026年に前倒し — 北上Fab2が告げる「供給逆転」の始まり
「キオクシア、BiCS10 332層NANDの量産を2026年に前倒し」——一見、単なる生産スケジュールの話だ。だが、この一行の裏には、AIデータセンターが引き起こした「供給と需要の逆転」、そして東北が半導体拠点として再定義される構造...
Apr 24, 2026

SKハイニックスQ1決算——売上52.58兆ウォンの裏に、HBM57%とDRAMコントラクト+90%の二重構造
「SKハイニックス、Q1売上52.58兆ウォン・営業利益37.61兆ウォン」——2026年4月23日の決算発表はこれだけだった。だが、この数字を額面通りに受け取ると、3つのシグナルを見逃す。この決算は好業績ではない。メモリ産業の構造そ...
Apr 23, 2026